予算要望

はじめに

世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス感染症は、人々の命・暮らしを脅かし、雇用情勢の悪化など社会経済情勢にも深刻な影響を与えている。特に、日本経済を支える中小企業の疲弊は進んでおり、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて廃業・倒産する中小企業が急増している。また、新型コロナウイルス感染症は世界を分断し、「自国第一主義」の価値観の広がりを促進することが懸念されており、コロナ収束後においても、グローバル化の流れは停滞し、景気回復へ悪影響を及ぼしかねない状況にある。

さらには、近年、令和元年東日本台風や令和2年7月豪雨など頻発化・激甚化している自然災害や気象庁が災害との認識を示した猛暑などにより人々の命が危険にさらされる事態が起こっている。加えて、人口減少や少子化・高齢化の流れは加速しており、労働力不足など、その影響が顕在化し始めている。

このように、今まで経験したことのない危機的な状況から、市民の命・暮らしと地域経済を支える中小企業を守り抜くとともに、未来の子どもたちに豊かな「名古屋」を残していくため、我々は、今、何をすべきかを、これまでの価値観にとらわれず、真剣に考えていかなければならない。

また、第20回アジア競技大会とリニア中央新幹線の開業といった大規模なプロジェクトを控えるなか、将来を見据え、「市民ファースト」の理念を柱に据え、未来につながる好循環を生み出す施策をソフト・ハードの両面から計画的かつ着実に行うことにより、魅力と活力があふれ、誰もが自分らしくいきいきと活躍できる、持続可能なまちづくりを進めていかなければならない。

私たち名古屋民主市会議員団は、コロナ禍においても、「安心・豊かさ・平和」を将来世代に引き継ぐために、次世代育成支援・少子化対策、教育改革の推進など「チルドレンファースト」の環境づくりを強力に推進するとともに、大規模地震・風水害対策の充実、高齢者・障害児(者)福祉、医療の充実、景気・雇用対策、環境保全、食の安心など、多岐にわたる課題に対し、責任と実行力をもって果敢に取り組み、併せて大都市の財政基盤を強化し、バランスの良い市政を実現すべく、全力を傾けているところである。

この「令和3年度予算に対する要望書」は、私たちが地域での活動などを通じて多くの市民の方から寄せられた貴重な意見を集約し、議員としての調査・研究活動を行う中でとりまとめたものである。

本要望書の趣旨を受け止め、より良い未来のために、市政の推進がなされることを切望するものである。

令和2年9月


CONTENTS(目次)

重点施策要望書

重点施策要望書の詳細へ


局別要望

局別要望の詳細へ