予算要望

はじめに

令和がはじまった。

新たな希望を抱かせる清々しい響き、平和を享受する穏やかな時代を彷彿とさせる。未来を担う子どもたち、若者たちのためにも、平和で心豊かな時代であるようにと願わずにはいられない。

さて、我が国の経済は、雇用状況の改善や所得の増加を受けての個人消費の持ち直しなど、地方経済も含めて回復基調が持続しているように見えるが、実感としての景気回復とまでは言い難く、格差社会がますます広がり、子どもたちの貧困も社会問題となっている。また、アメリカ合衆国トランプ政権の保護主義的な通商政策をはじめとして、世界的にさまざまな課題が横たわり、景気回復への影響も懸念されている。

本市においては、「名古屋市総合計画2023」が策定間近となり、2026年の第20回アジア競技大会、2027年のリニア中央新幹線開業を見据えて、大規模なプロジェクトとともに新たなまちづくりが進められようとしている。この5年間での施策と事業の展開が、将来にわたっての名古屋の姿を決めると言っても過言ではなく、長期的展望に立って、「市民ファ一スト」を基本とした魅力と活力にあふれるまちづくりに取り組まなければならない。

とりわけ、名古屋城木造天守閣復元事業については、未だに文化庁による現状変更許可の見通しが立ったとは言い難く、当初の目論見どおり進まない可能性が強くなっている。市民の宝であり、本市の誇りである名古屋城の行く末、在り方に思いを致し、広く市民の理解を得つつ、これまでの議会との約束を遵守されるよう強く望むものである。

近年は、各地でゲリラ豪雨や地震などの自然災害が頻発し、本市では南海トラフ巨大地震も危惧されている。また、日常の生活の中で危険な暑さによる熱中症や交通事故、凶悪事件の多発など、生命を脅かす事態も頻繁に起こっている。市民の生命や財産を守り、安心・安全・豊かな日常生活を営むために、山積する課題を一つずつ着実に解決 していかなければならない。

我が国全体が人口減少、少子・高齢化が加速している中、本市でも2023年頃から人口減少に転じることが予測されている。人口構造は社会の営みの根源であり、次世代を担う子どもたちを生み育てやすい「チルドレンファ一スト」の環境をつくること、それが名古屋民主市議団の提言する最優先課題である。

私たち名古屋民主市会議員団は、「安心・豊かさ・平和」を将来世代に引き継ぐために、次世代育成·少子化対策をはじめ、教育改革の推進、大規模地震等災害対策の充実、高齢者・障害児(者)福祉、医療の充実、景気・雇用対策、環境保全、食の安全など、多岐にわたる課題に対し、責任と実行力をもって果敢に取り組み、併せて大都市の財政基盤を強化し、バランスのよい市政を実現すべく、全力を傾けているところである。

この「令和2年度予算に関する要望書」は、私たちが地域での活動などを通じて多くの市民の方から寄せられた貴重な意見を集約し、議員としての調査・研究活動を行う中でとりまとめたものである。

本要望書の趣旨を受け止め、より良い末来のために、市政の推進がなされることを切望するものである。

令和元年年9月


CONTENTS(目次)

重点施策要望書

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局別要望

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